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第5土曜特集 革新する腎臓病学――臨床と研究の最前線
基礎研究のフロンティア
腎臓再生の実現に向けた研究開発の進展と課題
Regenerating the kidney
――Current frontiers and future direction
福永 昇平
1
,
松本 啓
1
,
横尾 隆
1
Shohei FUKUNAGA
1
,
Kei MATSUMOTO
1
,
Takashi YOKOO
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
腎臓再生
,
オルガノイド
,
キメラ腎臓
,
異種腎臓
,
バイオ人工腎臓
Keyword:
腎臓再生
,
オルガノイド
,
キメラ腎臓
,
異種腎臓
,
バイオ人工腎臓
pp.487-490
発行日 2026年1月31日
Published Date 2026/1/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296050487
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わが国における慢性腎臓病(CKD)患者は2005年の時点で成人の8人に1人,1,330万人とされていたが,2024年の時点で成人の5人に1人,2,000万人まで増加している.さらに2023年末の時点で,343,508人もの患者が透析療法を受けている.透析療法の技術の進歩により予後は改善しているが,心血管イベントリスクや,QOLの低下などさまざまな問題点がある.根本的な治療は腎移植であるが,提供臓器は世界的に不足しているため,移植用臓器の開発は喫緊の課題である.移植用臓器の開発のアプローチは,①すべて自己幹細胞由来の腎臓を作製する方法(オルガノイド/全腎臓再生),②動物の胎仔発生環境を足場にヒト幹細胞由来の腎臓を作製する方法(異種再生医療:キメラ腎臓),③ブタなどの異種の腎臓を用いる方法(異種腎臓),④バイオ人工腎臓の4つがある.本稿ではこれらの手法を解説する.

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