Japanese
English
特集 概日時計が制御する多面的な生理機構
栄養と概日リズム
Nutrition and circadian rhythms
田原 優
1
Yu TAHARA
1
1広島大学大学院医系科学研究科公衆衛生学
キーワード:
時間栄養学
,
インスリン
,
血糖値
,
機能性表示食品
,
サルコペニア
Keyword:
時間栄養学
,
インスリン
,
血糖値
,
機能性表示食品
,
サルコペニア
pp.830-834
発行日 2025年3月8日
Published Date 2025/3/8
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292100830
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食・栄養による概日時計調節の分子メカニズムが明らかになりつつある.また,食・栄養の吸収・代謝・排泄にも概日時計の制御があるため,食・栄養の効率的な摂取タイミングも研究されつつある.“何を,どれだけ” 食べるかにフォーカスが当たってきたこれまでの栄養学に,“いつ?” という時間視点を加えた “時間栄養学” として,これらの研究が臨床応用に向かいつつある.夕食での食後高血糖や,朝食でのタンパク質摂取によるサルコペニア予防など,臨床でも使用できるエビデンスが蓄積しつつある.

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