Japanese
English
特集 内科疾患と運動療法
糖尿病
Exercise in Therapy for Diabetes Mellitus.
佐藤 徳太郎
1
Tokutaro Sato
1
1東北大学障害科学専攻内部障害学分野
1Division of Disability Science, Tohoku University School of Medicine
キーワード：
血糖値
,
インスリン
,
補食
,
糖尿病性合併症
Keyword:
血糖値
,
インスリン
,
補食
,
糖尿病性合併症
pp.131-136
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108302
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糖尿病について
糖尿病はインスリン作用不足によって生ずる代謝性疾患であり，インスリン分泌能の低下は軽度なものから重症なものまで連続的に分布する．インスリン分泌能の低下が重症であり，治療上インスリンが不可欠なものをインスリン依存型糖尿病（insulin dependent diabetes mellitus；IDDM）と分類し，インスリン非依存型糖尿病（noninsulin dependent diabetes mellitus；NIDDM）との鑑別は，一応，表1のようになされている．
インスリン依存型糖尿病のなかでも特にインスリン分泌能の低下が著しく，血糖変動の著明なものが不安定型糖尿病であり，運動療法を進めるうえでも特に注意が必要である．
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