Japanese
English
特集 活性酸素と酸化ストレス
炎症性腸疾患と酸化ストレス
Oxidative stress in inflammatory bowel disease
髙木 智久
1,2
,
内山 和彦
1
,
内藤 裕二
3
Tomohisa TAKAGI
1,2
,
Kazuhiko UCHIYAMA
1
,
Yuji NAITO
3
1京都府立医科大学消化器内科
2同医療フロンティア展開学
3同生体免疫栄養学講座
キーワード:
炎症性腸疾患(IBD)
,
潰瘍性大腸炎(UC)
,
クローン病(CD)
,
活性酸素(ROS)
,
活性窒素(RNS)
,
抗酸化酵素
Keyword:
炎症性腸疾患(IBD)
,
潰瘍性大腸炎(UC)
,
クローン病(CD)
,
活性酸素(ROS)
,
活性窒素(RNS)
,
抗酸化酵素
pp.246-249
発行日 2024年4月27日
Published Date 2024/4/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28904246
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潰瘍性大腸炎(UC)やクローン病(CD)などの非特異的炎症性腸疾患(IBD)の病態の進展・修飾に,酸化ストレスが重要な役割を果たしていることが明らかになっている.この酸化ストレスの増大には活性酸素(ROS)などの産生亢進に加えて,種々の内因性抗酸化酵素の機能破綻が関与している.IBD治療では顆粒球除去療法や抗酸化作用を有する薬剤などが用いられ,酸化ストレス制御は重要な治療戦略のひとつとなっており,今後も酸化ストレス制御を標的とした新規治療の開発が望まれる.
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