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特集 炎症性腸疾患 研究と臨床の最新知見
炎症性腸疾患の病態における腸内細菌叢の関与
The role of the gut bacteriome in the pathogenesis of inflammatory bowel disease
三好 潤
1
Jun MIYOSHI
1
1杏林大学医学部消化器内科学
キーワード:
炎症性腸疾患(IBD)
,
腸内細菌叢
,
潰瘍性大腸炎(UC)
,
クローン病(DC)
Keyword:
炎症性腸疾患(IBD)
,
腸内細菌叢
,
潰瘍性大腸炎(UC)
,
クローン病(DC)
pp.264-267
発行日 2026年1月24日
Published Date 2026/1/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296040264
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炎症性腸疾患(IBD)の病態における腸内細菌叢についての研究は,次世代シークエンサーの登場以降,著しい発展を遂げてきた.これまでIBDに関連する腸内細菌叢の構成細菌の変化が数多く報告され,腸内細菌と腸炎の因果関係を探求するために無菌動物,IBDモデル動物を用いたさまざまなトランスレーショナル研究が実施されている.しかし,IBD病態において腸内細菌叢が果たしている役割については明らかでない部分が多く,さらなる機能,機序の追究のためにオミクステクノロジー,バイオインフォマティクスの貢献が期待される.そして,基礎・トランスレーショナル研究とともに,質の高い臨床研究を実施することで,腸内細菌叢を標的としたIBD治療の開発,確立が可能になると考えられる.

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