炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅲ 炎症性腸疾患の検査法 ①X 線検査
横山 薫
1
1北里大学医学部消化器内科学
キーワード:
クローン病(CD)
,
腸管合併症
,
小腸造影
,
注腸X 線検査
,
潰瘍性大腸炎(UC)
Keyword:
クローン病(CD)
,
腸管合併症
,
小腸造影
,
注腸X 線検査
,
潰瘍性大腸炎(UC)
pp.736-740
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000791
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease;IBD)の診療に画像検査は欠かせない.画像検査といえば内視鏡検査が主流の今,IBD の診断に1st choice としてX 線を用いる消化管造影検査を選択する医師はごくまれであろう.IBD に行われる画像検査は内視鏡検査,CT やMRI,腹部超音波検査など多種に及んでいる.このような状況下におけるX 線検査(上部消化管造影,小腸造影,注腸造影)の有用性についてクローン病(Crohn’s disease;CD)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)の疾患別に再考し,疾患に特徴的な所見を解説する.
Copyright © 2019, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.