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English
特集 CAR-T細胞療法の最前線――現状と残された課題
非ウイルス遺伝子改変CAR-T細胞の開発動向
Development and clinical application of non-viral vector mediated chimeric antigen receptor T cell therapy
柳生 茂希
1
Shigeki YAGYU
1
1信州大学学術研究・産学官連携推進機構遺伝子・細胞治療研究開発センター,京都府立医科大学大学院医学研究科小児科学
キーワード:
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
,
遺伝子改変CAR-T細胞
,
細胞免疫
,
トランスポゾン
,
ゲノム編集
Keyword:
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
,
遺伝子改変CAR-T細胞
,
細胞免疫
,
トランスポゾン
,
ゲノム編集
pp.205-210
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28803205
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キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法は,従来の治療法では治癒することができなかった難治性がんに対しても高い治療効果を発揮することから大きな注目を浴びており,多くの研究者,製薬企業が開発を行っている.従来,ウイルスベクターを用いた細胞製造が行われてきたが,安全性や製造コストの問題など,CAR-T細胞製剤の臨床応用が可能となった現在でも解決すべき課題は多い.本稿では,piggyBac(PB)トランスポゾンによる遺伝子改変を中心に,非ウイルス遺伝子改変法によるCAR-T細胞の製造開発に焦点を当て,その開発動向と臨床応用について概説する.
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