Japanese
English
特集 CAR-T細胞療法の最前線――現状と残された課題
CAR-T細胞療法の有効性と安全性を予測するバイオマーカーの現状
Expectations and challenges
――Biomarkers of efficacy and safety in CAR-T cell therapy
下茂 雅俊
1
,
加藤 光次
1
Masatoshi SHIMO
1
,
Koji KATO
1
1九州大学大学院医学研究院病態修復内科学
キーワード:
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
,
バイオマーカー
,
サイトカイン放出症候群(CRS)
,
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)
,
大細胞型B細胞リンパ腫
Keyword:
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞
,
バイオマーカー
,
サイトカイン放出症候群(CRS)
,
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)
,
大細胞型B細胞リンパ腫
pp.199-204
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28803199
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キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法は,B細胞性腫瘍に対して顕著な臨床効果を示す一方,治療抵抗性や再発といった課題を抱えている.加えて,サイトカイン放出症候群(CRS)や免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)といった合併症が,治療失敗の原因となりうる.このような状況を踏まえ,患者状態を治療のタイムコースに沿って評価し,効果の程度と副作用のリスクを予測するバイオマーカーの研究は,CAR-T細胞療法を成功に導くうえで極めて重要である.
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