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第5土曜特集 生体イメージングの最前線――絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
技術・機器の進歩
マウス生体内イメージングに向けたツール開発
Biosensors and optogenetic tools for intravital imaging
寺井 健太
1
,
松田 道行
1
Kenta TERAI
1
,
Michiyuki MATSUDA
1
1京都大学大学院医学研究科医学専攻基礎病態学講座病態生物医学
キーワード:
フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)
,
生体イメージング
,
二光子顕微鏡
,
FRAPA(FRET-assisted photoactivation)
Keyword:
フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)
,
生体イメージング
,
二光子顕微鏡
,
FRAPA(FRET-assisted photoactivation)
pp.324-328
発行日 2023年7月29日
Published Date 2023/7/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28605324
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マウス生体イメージングを行う際,多光子顕微鏡の利用が今現在の最適解である.筆者らは二光子顕微鏡で扱う前提として,各種のツールを揃えてきた.分子活性を測るバイオセンサーも,光遺伝学ツールも,些細な工夫でさまざまな事項が改善することがわかってきた.ただし,その要点はいまだに “マウスの前に培養細胞で二光子励起できるか確認が必要” ということである.筆者らは単光子と二光子の双方で励起した後に,マウスで実験するか決めている.本稿が,二光子用光遺伝学ツールを併用した生体イメージングを行う研究者の一助となれば幸いである.
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