Japanese
English
第1土曜特集 基盤病態としての慢性炎症
慢性炎症の生体イメージング
Intravital imaging of chronic inflammation
揚村 朋弥
1
,
菊田 順一
1
,
石井 優
1
Tomoya AGEMURA
1
,
Junichi KIKUTA
1
,
Masaru ISHII
1
1大阪大学大学院医学系研究科,同生命機能研究科免疫細胞生物学
キーワード:
二光子励起顕微鏡
,
生体イメージング
,
関節炎
,
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
,
がん
Keyword:
二光子励起顕微鏡
,
生体イメージング
,
関節炎
,
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
,
がん
pp.105-111
発行日 2022年7月2日
Published Date 2022/7/2
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28201105
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生体内で生じる炎症反応には多種多様な細胞が関与する.「どの細胞が,いつ,どこで何を引き起こしているのか」という時空間的な挙動を明らかにすることは,炎症の病態を理解するうえで大変重要である.筆者らはこれまで,生体二光子励起顕微鏡を駆使して,関節炎や非アルコール性脂肪性肝炎など慢性炎症疾患におけるマクロファージの動態を可視化することに成功してきた.さらに最近,生体イメージング系をヒト組織へ応用し,非侵襲的に疾患をリアルタイムに診断できる方法を開発している.本稿では,これらの研究成果について実際の画像を紹介しながら概説する.
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