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第1土曜特集 抗体医薬の進歩と課題
臨床における最新動向
炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
Biologics in inflammatory bowel disease
秋山 慎太郎
1
Shintaro AKIYAMA
1
1筑波大学医学医療系消化器内科
キーワード:
炎症性腸疾患(IBD)
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
生物学的製剤
Keyword:
炎症性腸疾患(IBD)
,
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
生物学的製剤
pp.948-952
発行日 2023年6月3日
Published Date 2023/6/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28510948
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近年,複数の抗体医薬品が中等症から重症の潰瘍性大腸炎またはクローン病で承認されている.インフリキシマブ,アダリムマブ,ゴリムマブなどのTNF(tumor necrosis factor)阻害薬は,長年にわたって炎症性腸疾患(IBD)や関節リウマチを含む免疫介在性炎症性疾患の患者に使用されている.一方,α4β7インテグリン阻害薬のベドリズマブとインターロイキン(IL)-12/23阻害薬のウステキヌマブは,比較的最近になりIBDで承認された治療薬である.本稿では,それぞれの生物学的製剤に関する主要な研究と薬剤特性を概説する.
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