Japanese
English
特集 炎症性腸疾患―治療における最近の進歩
炎症性腸疾患の最近の知見
Advances in the research and therapy of inflammatory bowel disease
桜庭 篤
1
,
日比 紀文
2
Atsushi Sakuraba
1
1慶應義塾大学医学部消化器内科
2慶應義塾大学炎症性腸疾患センター
キーワード:
炎症性腸疾患
,
クローン病
,
潰瘍性大腸炎
,
粘膜免疫
,
免疫抑制剤
,
抗TNFα抗体
,
白血球除去療法
Keyword:
炎症性腸疾患
,
クローン病
,
潰瘍性大腸炎
,
粘膜免疫
,
免疫抑制剤
,
抗TNFα抗体
,
白血球除去療法
pp.845-850
発行日 2005年7月20日
Published Date 2005/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100130
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要旨:潰瘍性大腸炎とクローン病に代表される炎症性腸疾患は,消化管の非特異的炎症性疾患である.その病因はいまだ明らかではないが,遺伝的要因を背景に,腸内細菌叢に代表される環境的要因が複合することで粘膜免疫機構の異常な活性化が起こり,持続的な炎症が惹起されると考えられている.本稿では,最近の炎症性腸疾患の基礎研究,治療における報告について概説する.
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