炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅴ 炎症性腸疾患の内科治療 ⑦抗TNF‒α抗体製剤―アダリムマブ
田中 浩紀
1
,
中村 健太
1
,
杉山 浩平
1
,
宮川 麻希
1
,
那須野 正尚
1
,
本谷 聡
1
1札幌厚生病院IBD センター
キーワード:
炎症性腸疾患
,
クローン病
,
潰瘍性大腸炎
,
抗TNF‒α抗体製剤
,
アダリムマブ
Keyword:
炎症性腸疾患
,
クローン病
,
潰瘍性大腸炎
,
抗TNF‒α抗体製剤
,
アダリムマブ
pp.833-837
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000811
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アダリムマブは本邦において炎症性腸疾患(IBD)に使用可能な3 種類の抗TNF (tumornecrosis factor)‒α抗体製剤の一つであり,クローン病(CD)と潰瘍性大腸炎(UC)に加え,関節リウマチやベーチェット病などの11疾患に適応をもつ.CD に対しては2010 年10月,UC に対しては2013 年6 月に保険承認され,本邦のIBD 診療においては唯一の在宅自己注射が可能な治療薬として広く用いられている.本邦より多くのエビデンスが海外へ向けて発信されていることも本薬剤の特徴の一つである.
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