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特集 計画的セレンディピティが医学・創薬を革新する!
ショウジョウバエを活用した計画的な個体レベルのセレンディピティによるがん研究の加速
Accelerating cancer research through deliberate serendipity using Drosophila
佐藤 悠介
1
,
園下 将大
1
Yusuke SATOH
1
,
Masahiro SONOSHITA
1
1北海道大学遺伝子病制御研究所がん制御学分野
キーワード:
がん
,
ショウジョウバエ
,
網羅的個体レベル解析
Keyword:
がん
,
ショウジョウバエ
,
網羅的個体レベル解析
pp.798-800
発行日 2022年8月27日
Published Date 2022/8/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28209798
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がんは世界的な福祉課題で,これを解決すべくさまざまな解析が実施されてきた.これらの研究においては,治療標的や治療薬を論理的に同定する戦略に加え,それらの偶然・幸運な発見(セレンディピティ)も研究進展の重要な要素となってきた.しかし,がん研究に頻用されるマウスなどの哺乳類個体モデルは飼育や作出,解析などに莫大な研究資源を要するため,セレンディピティの実現は容易ではなかった.本稿では,がん研究の新しいモデル生物であるショウジョウバエがセレンディピティの実現に貢献した例を紹介する.
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