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特集 計画的セレンディピティが医学・創薬を革新する!
医療イノベーションの計画的セレンディピティ
Planned serendipity for medical innovation
中川 敦寛
1,2,3,4,5
,
横川 裕大
5
,
冨永 悌二
4
Atsuhiro NAKAGAWA
1,2,3,4,5
,
Yuta YOKOKAWA
5
,
Teiji TOMINAGA
4
1東北大学病院産学連携室(Experience Design and Alliance Section:EDAS)
2同臨床研究推進センターバイオデザイン部門
3同未来医療人材育成寄付部門
4同大学院医学研究科神経外科学分野
5同高度救命救急センター
キーワード:
共創
,
デザイン
,
アライアンス
,
組織対組織連携
Keyword:
共創
,
デザイン
,
アライアンス
,
組織対組織連携
pp.829-832
発行日 2022年8月27日
Published Date 2022/8/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28209829
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今後の成長戦略のなかで,医療イノベーションにおいてもアカデミアはそのドライバーとなることが期待されている.課題自体の定義づけが難しくなり,変化が加速している世界において,持続的に意味のあるイノベーションを起こし続けていくためには共創(co-creation)は必須である.共創を自由自在に行えるインフラの整備,全体像から各課題までの課題探索から事業化までのデザインをリードするデザインヘッド,加えて職域,地域を超えたアライアンス&ネットワークはミニマムエッセンシャルである.本稿では,アカデミアの持つさまざまな資源の価値を再定義し(asset change),新しい価値創造,医療イノベーションの計画的セレンディピティを目指す場所とするべく取り組みを行っているカロリンスカ大学病院,東北大学病院の事例を含めて,病院からはじまるイノベーションマネジメントについて概説する.
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