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連載 自己指向性免疫学の新展開――生体防御における自己認識の功罪・Vol.25
ショウジョウバエ腫瘍モデルから紐解く自然免疫によるがん制御
Mechanisms of cancer regulation by innate immunity in Drosophila
榎本 将人
1
Masato ENOMOTO
1
1京都大学大学院生命科学研究科システム機能学分野
キーワード:
がん
,
ショウジョウバエ
,
自然免疫
,
細胞間相互作用
Keyword:
がん
,
ショウジョウバエ
,
自然免疫
,
細胞間相互作用
pp.656-662
発行日 2025年2月22日
Published Date 2025/2/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292080656
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SUMMARY
がんの発生・悪性化には,がん細胞を取り巻く組織微小環境が重要である.このような組織微小環境は上皮細胞,免疫細胞,間質細胞,血管内皮細胞など多様な細胞によって構成されており,これらの細胞は腫瘍細胞と相互作用することでがん細胞の増殖,生存や浸潤転移を制御することがわかりつつある.免疫細胞と腫瘍細胞の相互作用はがんの発生・進展を正負に制御することが報告されており,その分子機構はいまだ不明な点が多い.本稿ではショウジョウバエモデルから明らかになってきた細胞間相互作用を介したがん制御について,自然免疫応答によるがん制御に焦点をあてて解説する.

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