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連載 バイオインフォマティクスの世界・第16回
やってみようバイオインフォマティクス
-――エンリッチメント解析編
Let’s try bioinformatics
――Enrichment analysis
凌 一葦
1
,
永井 貴大
1
,
奥田 修二郎
1
Yiwei LING
1
,
Takahiro NAGAI
1
,
Shujiro OKUDA
1
1新潟大学医学部メディカルAIセンター
キーワード:
DAVID
,
gProfiler
,
エンリッチメント解析
Keyword:
DAVID
,
gProfiler
,
エンリッチメント解析
pp.767-774
発行日 2022年8月20日
Published Date 2022/8/20
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28207767
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SUMMARY
遺伝子発現解析を実施すると,どの遺伝子がどの程度の発現レベルかを確認することができる.次世代シーケンサーから得られるRNAseqの生データについては前稿にてその処理方法が解説されている.結果として,何かしらの比較対象が存在するのであれば,発現の比のような値を指標に発現変動のレベルを推定することができるようになるまでに至った.しかしながら,その遺伝子がどういう機能やどういう代謝に関連しているかを知ることは,そのままでは難しい.ある特定のカットオフ値以上に発現変動している遺伝子群について,その機能・パスウェイの濃縮度合いを推定する方法がエンリッチメント解析とよばれる手法である.本章では,このエンリッチメント解析について解説する.
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