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連載 バイオインフォマティクスの世界・第1回
ゲノム解析におけるバイオインフォマティクスの役割
Role of bioinformatics in genome analysis
奥田 修二郎
1
Shujiro OKUDA
1
1新潟大学医学部メディカルAIセンター
キーワード:
遺伝子
,
ゲノム
,
シーケンサー
Keyword:
遺伝子
,
ゲノム
,
シーケンサー
pp.1189-1194
発行日 2022年3月12日
Published Date 2022/3/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu280111189
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SUMMARY
1995年に世界ではじめて特定生物種の全ゲノム配列が決定された.これを皮切りにゲノム解析が世界中で展開され,数千種の生物種の全ゲノム解析が報告されるまでに至っている.DNA配列を決める技術の発展に伴い,そのDNA配列データを解析するための情報科学技術が必要とされるようになっている.大量のDNAの塩基配列のデータから元のゲノム配列を復元し,そのゲノムにコードされる遺伝子領域の特定とその遺伝子機能の推定等,ゲノム解析を実施するうえでは,単にDNA配列を決めるだけでなくその後のさまざまな解析がコンピュータを駆使して実施されている.本章ではバイオインフォマティクスという分野がこのゲノムデータの解析にとってどのような役割を担ってきたかについて紹介する.
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