Japanese
English
特集 ヒューマノイドロボットの医療分野での応用
医学分野のロボット研究
-――今後の展望に向けて
Robot research in the medical field
――For future prospects
宮尾 益知
1
Masutomo MIYAO
1
1どんぐり発達クリニック院長,ギフテッド研究所理事長
キーワード:
自閉スペクトラム症(ASD)
,
ロボット
,
コミュニケーション障害
,
視線ベクトル
,
文字化
Keyword:
自閉スペクトラム症(ASD)
,
ロボット
,
コミュニケーション障害
,
視線ベクトル
,
文字化
pp.967-972
発行日 2021年9月11日
Published Date 2021/9/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27811967
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ロボットは視線ベクトルが存在せず,情動を伴わないことから,自閉スペクトラム症(ASD)者が恐怖を感じることがないため,ASDのコミュニケーションツールとして有効である.また言葉によるコミュニケーションでは即答することが求められるが,文字言語による会話では改善しうる.思考過程を視覚化し,キーボードなどを用いて考えを整理し,内的思考の外在化と文字化することにより,コミュニケーション機能を向上させることができ,コミュニケーションの交互性から内容の改善が可能である.ロボット,人工知能(AI)などを用いることによりASDのコミュニケーション障害は改善しうる.
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