特集 頸部・項部の皮膚病
臨床例
月経疹
山城 奈々
1
,
薩摩 敦子
,
高田 香織
,
坪井 良治
1東京医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Prednisolone
,
頸部
,
月経
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
月経疹
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Menstruation
,
Neck
,
Prednisolone
pp.265-268
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018202423
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<症例のポイント>月経に関連して出現する皮膚病変には1)月経により発生しやすくなる皮膚疾患、2)月経により悪化する既存の皮膚疾患、3)月経疹、4)皮内反応が陽性になるautoimmune progesterone dermatitis(以下、APD)、estrogen dermatitis(以下、ED)がある。月経疹は月経前後に中毒疹様の皮疹を生じる疾患で、1)、2)、4)以外のものを指す。自験例では検査所見に異常なく、ステロイド少量内服が皮疹抑制に有効であった。
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