特集 頸部・項部の皮膚病
臨床例
慢性型の白癬菌性毛瘡
澤田 宏子
1
,
二宮 淳也
,
長瀬 早苗
1ながせ皮フ科
キーワード:
頸部
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
白癬
,
毛包炎
,
Terbinafine
,
真菌培養
,
Trichophyton rubrum
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Folliculitis
,
Neck
,
Tinea
,
Terbinafine
pp.289-292
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018202429
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<症例のポイント>慢性型の白癬菌性毛瘡の1例を報告した。足白癬から頸部に自家接種され、ステロイド外用に続発したと考えられた。患部の腫脹や発赤、須毛の易抜毛性など、急性所見を欠く臨床像を呈した。病理組織検査で、肉芽腫性炎症を認め、白癬菌性毛瘡と確定した。
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