特集 強皮症およびその関連疾患
臨床例
ステロイド内服とメトトレキサート(MTX)の併用が有効であった小児のgeneralized morphea
江藤 宏光
1
,
新井 達
,
高須 博
,
浅谷 雅文
1北里大学 医学部皮膚科
キーワード:
Methotrexate
,
Prednisolone
,
強皮症-限局性
,
鑑別診断
,
生検
,
多剤併用療法
,
経口投与
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Therapy, Combination
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
Scleroderma, Localized
pp.937-940
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014038304
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<症例のポイント>斑状強皮症と線状強皮症が多発したgeneralized morpheaの小児例で、顔面の変形を伴い、ステロイドとメトトレキサート(以下MTX)併用療法にて治療した。限局性強皮症は、生命予後は良好とされるが、不可逆性の整容的、機能的な障害を生じうる疾患であり、治療選択を適切に判断し早期に行う必要がある。MTXは小児における忍容性の高い薬剤であり、ステロイドによる副作用を回避し、かつ不可逆的な後遺障害を最小限に抑えるために有用な治療のひとつと考えた。
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