特集 好発部位を外れた皮膚病
臨床例
眉毛部に生じた木村病
石川 真郷
1
,
大塚 幹夫
,
山本 俊幸
1福島県立医科大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
木村病
,
Histamine Antagonists
,
Prednisolone
,
鑑別診断
,
生検
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
皮膚疾患-顔面
,
眉
Keyword:
Administration, Oral
,
Angiolymphoid Hyperplasia with Eosinophilia
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Drug Therapy, Combination
,
Eyebrows
,
Histamine Antagonists
,
Prednisolone
pp.49-52
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017115406
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<症例のポイント>木村病は主としてアジア人男性に生じる、良性の慢性炎症性疾患である。好発部位は顔面・頸部で、とくに耳下腺部に多く生じることが知られている。今回、好発部位ではない眉毛部に生じた木村病を経験した。近年、木村病とIgG4関連疾患との関連性が議論されているが、自験例では病変部へのIgG4陽性形質細胞の浸潤は少なかった。
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