特集 外国語で表現されやすい皮膚病
臨床例
前額部より多発拡大したangiolymphoid hyperplasia with eosinophilia
中川 幸延
1
,
岡田 みどり
,
北場 俊
,
樽谷 勝仁
1公立学校共済組合近畿中央病院 皮膚科
キーワード:
木村病
,
Clobetasol
,
Triamcinolone Acetonide
,
真菌症
,
鑑別診断
,
多剤併用療法
,
経皮投与
,
額
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
リンパ腫
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Angiolymphoid Hyperplasia with Eosinophilia
,
Diagnosis, Differential
,
Clobetasol
,
Facial Dermatoses
,
Drug Therapy, Combination
,
Forehead
,
Immunohistochemistry
,
Lymphoma
,
Mycoses
,
Skin Neoplasms
,
Triamcinolone Acetonide
pp.191-194
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017143280
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<症例のポイント>angiolymphoid hyperplasia with eosinophilia(以下、ALHE)はまれな良性疾患であり、30~40歳代に好発する。自験例は80歳と高齢者に発症した。ALHEでは外科的切除がもっとも再発率が低い治療とされ、多数の症例で施行されている。自験例では顔面と頭部への多発拡大を認め、手術を選択することが不可能であった。ステロイド外用と局注で加療を行ったが難治であった。自験例は、左前額部より発症し、左頬部、左耳周囲の被髪頭部にまで拡大を認めた。病変部では脱毛を伴った。
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