特集 手の皮膚病
臨床例
右上肢切断により救命しえた劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症
辻本 友高
1
,
伊藤 薫
,
江部 祐輔
,
大滝 長門
,
江村 巌
1辻本皮ふ科
キーワード:
昆虫刺傷
,
肢切断術
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-感染性
,
皮膚疾患-手部
,
蜂巣炎
,
劇症型溶血性連鎖球菌感染症
,
細菌培養
,
血液培養
Keyword:
Amputation
,
Blood Culture
,
Diagnosis, Differential
,
Cellulitis
,
Hand Dermatoses
,
Insect Bites and Stings
,
Skin Diseases, Infectious
pp.1073-1076
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016042838
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<症例のポイント>近医では接触性皮膚炎と診断されたほどの軽微な右手背の腫脹が初期症状であった。家族歴、既往歴のない健康な60歳代女性に発症した。来院時低血圧、低体温でありcold shockの状態であった。時間単位で急激に症状が悪化し、患肢切断により救命に至った。
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