特集 肝臓病と皮膚疾患
臨床例
B型慢性肝炎再活性化が認められた結節性多発動脈炎
伊藤 恭子
1
,
江藤 隆史
,
光井 洋
1東京逓信病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
Silver Sulfadiazine
,
再発
,
多発動脈炎-結節性
,
肝炎-B型-慢性
,
大量薬物療法
,
Entecavir
Keyword:
Polyarteritis Nodosa
,
Prednisolone
,
Silver Sulfadiazine
,
Recurrence
,
Hepatitis B, Chronic
,
Entecavir
pp.275-278
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015144271
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<症例のポイント>プレドニゾロンの大量投与によりB型慢性肝炎の再活性化が認められた。結節性多発動脈炎(以下、PN)を報告した。皮膚症状は肝炎の沈静化に伴い改善し、現在はプレドニゾロンから離脱している。皮膚疾患患者においても、免疫抑制薬・化学療法を施行する際には肝疾患を念頭におき、治療前のスクリーニングを行う必要がある。
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