B型肝炎-根絶に向けて
B型肝炎の最新治療 海外のB型肝炎治療ガイドライン
横須賀 收
1
,
亀崎 秀宏
1千葉大学 大学院医学研究院消化器・腎臓内科学
キーワード:
Alanine Transaminase
,
ウイルスDNA
,
Interferons
,
B型肝炎ウイルス
,
肝硬変
,
抗ウイルス剤
,
肝炎-B型-慢性
,
診療ガイドライン
,
Entecavir
,
Tenofovir
,
アジア
,
アメリカ
,
ヨーロッパ
Keyword:
Alanine Transaminase
,
Tenofovir
,
Asia
,
Antiviral Agents
,
DNA, Viral
,
Europe
,
Hepatitis B virus
,
Interferons
,
Liver Cirrhosis
,
United States
,
Practice Guidelines as Topic
,
Hepatitis B, Chronic
,
Entecavir
pp.315-320
発行日 2016年2月20日
Published Date 2016/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016206713
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B型慢性肝炎の治療の目標は,B型肝炎ウイルス(HBV)の完全排除が困難な現時点では,ウイルス量を一定以下に持続的に抑制させることにより肝炎を寛解状態に導くことにある.本項では海外のガイドラインを考察した.genotypeの分布には世界的な地域間差が認められ,また,治療薬に対する認可状況も異なるため,ガイドラインの作成には単純化が困難な場合があることも,考慮すべきと考える.いずれのガイドラインにおいても,治療対象者の選択においては,HBe抗原,HBV?DNA量,ALT値,肝線維化などが考慮されている.また,核酸アナログ製剤の選択に関しては,エンテカビルあるいはテノホビルを第一選択薬として推奨している.
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