特集 薬疹-2013
臨床例
薬剤誘発慢性色素性紫斑の2例
伊澤 有香
1
,
尾見 徳弥
,
加藤 篤衛
,
川名 誠司
1日本医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Cyproheptadine
,
Enalapril
,
Nifedipine
,
紫斑病
,
鑑別診断
,
経口投与
,
薬疹
,
Sennoside
,
薬剤リンパ球刺激試験
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Cyproheptadine
,
Drug Eruptions
,
Enalapril
,
Nifedipine
,
Purpura
,
Sennoside A&B
pp.1145-1148
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014067175
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<症例のポイント>慢性色素性紫斑と考える紫斑性皮疹が四肢、体幹に広範に分布する2例を経験した。使用薬剤を中止することにより速やかに改善した。循環器系降圧薬が原因と考えた。薬剤誘発慢性色素性紫斑では、リンパ球幼若化試験(DLST)や貼布試験が陰性のことが多い。アレルギー性の機序以外に薬剤の血管障害が原因となっている可能性がある。
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