特集 強皮症およびその関連疾患
臨床例
好酸球性筋膜炎を伴ったgeneralized morphea
清水 裕希
1
,
岸田 寛子
,
片岡 葉子
1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
強皮症-限局性
,
MRI
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
筋膜炎-好酸球性
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Prednisolone
,
Scleroderma, Localized
pp.941-944
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014038305
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<症例のポイント>モルフェアが多発するgeneralized morpheaで、病変が深部に存在する症例を経験した。deep morpheaの中で、好酸球性筋膜炎、morphea profundaの異同は以前より議論されているが、自験例も鑑別が困難であった。両疾患は経過や治療など相同するところも多く、同一スペクトル上にある疾患だと考えた。若年発症の深部モルフェアでは、将来的な機能障害を残すリスクが高く、ステロイド内服による積極的な治療が必要であると考えられる。
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