特集 陥凹する皮膚疾患
臨床例
深在性エリテマトーデス
新井 達
1
,
中村 仁美
,
善家 由香理
,
中野 敏明
,
衛藤 光
1聖路加国際病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
強皮症-限局性
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
脂肪組織炎-エリテマトーデス
,
上腕
Keyword:
Administration, Oral
,
Arm
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Prednisolone
,
Scleroderma, Localized
,
Panniculitis, Lupus Erythematosus
pp.609-612
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014295755
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<症例のポイント>41歳の男性例に生じた上腕の陥凹性局面を主訴とした深在性エリテマトーデスで、プレドニゾロン(PSL)20mg/日内服で皮疹は改善したが、2年後に皮疹が同部に再燃した。上腕は深在性エリテマトーデスの好発部位であり、同部の陥凹性局面をみた場合には注射後脂肪織炎とともに本症を鑑別すべきである。皮疹が主体となる深在性エリテマトーデスでは、ILEやSLEに伴う例と比較して、男性例が相対的に多くみられた。
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