特集 頸部・項部の皮膚病
臨床例
汎発型モルフェアが先行し、びまん性筋膜炎を生じた症例
後藤 和哉
1
,
大塚 篤司
,
加来 洋
,
鬼頭 昭彦
,
大日 輝記
,
椛島 健治
1京都大学 大学院医学研究科皮膚科学
キーワード:
C-Reactive Protein
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
強皮症-限局性
,
筋膜炎
,
鑑別診断
,
生検
,
多剤併用療法
,
上腕
Keyword:
Arm
,
C-Reactive Protein
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Therapy, Combination
,
Fasciitis
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
Scleroderma, Localized
pp.277-280
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018202426
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<症例のポイント>汎発型モルフェアが先行し、びまん性筋膜炎を発症した1例を経験した。一般的にはびまん性筋膜炎が先行する場合が多いが、自験例では汎発型モルフェアが先行した点が特徴的であった。モルフェアを伴うびまん性筋膜炎はCRPの上昇を認めることが多く、治療はステロイド内服に加え、病勢に応じて免疫抑制薬の追加が必要である。
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