特集 医工・産学連携
内視鏡手術トレーニングシミュレータ開発の変遷
福田 篤久
1
,
川久保 尚徳
1
,
吉丸 耕一朗
1
,
永田 公二
1
,
松浦 俊治
1
,
田尻 達郎
1
Atsuhisa Fukuta
1
,
Naonori Kawakubo
1
,
Koichiro Yoshimaru
1
,
Koji Nagata
1
,
Toshiharu Matsuura
1
,
Tatsuro Tajiri
1
1九州大学大学院医学研究院発達生殖医学講座小児外科学分野
pp.955-959
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001312
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はじめに
内視鏡手術は,手術創部が少なく,早期回復,整容面など成人症例だけでなく,小児症例においても多くの利点を有している。小児外科領域においても内視鏡手術の適応は拡大し,確立された治療となった。しかし,症例数の少なさから成人外科医と比較して小児外科医の経験は少なく,内視鏡手術を行う機会は限られている。そのような理由から疾患を模したシミュレータが開発されてきた1~4)。本稿では,当科がこれまでに取り組んできた内視鏡手術トレーニングシミュレータ開発の変遷について述べる。

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