特集 検査・処置・手術の合併症:予防と対策
手術・治療
胆道拡張症
杉田 光士郎
1
,
岩元 祐実子
1
,
緒方 将人
1
,
高田 倫
1
,
村上 雅一
1
,
春松 敏夫
1
,
大西 峻
1
,
桝屋 隆太
2
,
川野 孝文
1
,
武藤 充
1
,
中目 和彦
2
,
家入 里志
1
Koshiro Sugita
1
,
Yumiko Iwamoto
1
,
Masato Ogata
1
,
Lynne Takada
1
,
Masakazu Murakami
1
,
Toshio Harumatsu
1
,
Shun Onishi
1
,
Ryuta Masuya
2
,
Takafumi Kawano
1
,
Mitsuru Muto
1
,
Kazuhiko Nakame
2
,
Satoshi Ieiri
1
1鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野
2宮崎大学医学部外科学講座消化管・内分泌・小児外科
pp.1228-1233
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000641
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はじめに
先天性胆道拡張症に対する腹腔鏡手術は2016年の保険収載以降,全国の小児外科施設で徐々に普及してきており,おのおのの施設から手術時の注意点や予防策などに焦点を当てた報告がなされている。その術式は従来開腹手術による胆管切除と肝管空腸吻合を基本としていたが,腹腔鏡手術によるアプローチにおいては膵・胆管合流異常に対する膵管合流部近傍までの推測胆管の剝離操作や肝管空腸吻合など技術的な難易度が高いため,現在も各施設が術式の標準化に取り組んでいる。
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