特集 子どもの栄養ケアを見直す─分野の垣根を越えて
各論 疾患別の対応
炎症性腸疾患
岩間 達
1
Itaru Iwama
1
1埼玉県立小児医療センター消化器・肝臓科
pp.804-807
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003026
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はじめに
クローン病(Crohn’s disease:CD)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)に代表される炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)は消化管に慢性の炎症が生じ,潰瘍や穿孔,狭窄などをきたす慢性の難治性疾患である。家族内発生の事実や民族,地域による発生率の違いよりその発症には遺伝的因子と環境的因子の両方が関与すると考えられている。消化管は食物が消化・吸収される主たる現場であることから,IBDにおいて栄養の果たす意味,役割は想像に難くないと思われる。

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