特集 小児科医が知っておくべき筋疾患診療:遺伝学的理解と治療の最新事情
総論1:一般小児科医が理解しておくべき筋疾患診療の全体像
筋疾患の治療・フォローアップと診療連携・移行医療のポイント
森 まどか
1
MORI-YOSHIMURA Madoka
1
1国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科
pp.1868-1872
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001417
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はじめに
筋疾患には乳幼児期,小児期発症の疾患が多い。近年,専門知識の集積による治療の進歩により,患者の機能・生命予後の著しい延長がみられるようになった。予後の改善により,長期にわたるポイントを押さえたフォローアップと,治療スキルの均てん化が必要とされるようになった。多くの筋疾患は超希少疾患であり,一般診療家にとっては診療経験を蓄積しにくいという難点がある。
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