特集 周産期の画像診断 第3版
新生児編 Ⅰ.超音波診断 C.その他の部位
先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全:DDH)の画像診断―超音波検査Graf法と前方法を中心に
関原 力
1
SEKIHARA Chikara
1
1用賀リッキー整形外科
キーワード:
開排制限
,
click sign
,
Graf法
,
前方法
,
Riemenbügel装具
Keyword:
開排制限
,
click sign
,
Graf法
,
前方法
,
Riemenbügel装具
pp.376-382
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001880
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疾患概念
股関節が脱臼(臼蓋から大腿骨がはずれている)している状態である。先天性に脱臼している場合もあるが,多くは生まれてから脱臼してくることがわかってきており,また完全脱臼以外にも,亜脱臼・臼蓋形成不全(骨盤側の発育が良くない状態)・不安定股(脱臼はしていないが,はずれやすい状態)という概念も含めて,近年では発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip:DDH)という名称が使われるようになっている。
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