特集 DOHaDと周産期医療
DOHaDと周産期医療:DOHaDと新生児の長期的合併症
慢性腎臓病
粟津 緑
1
AWAZU Midori
1
1東京都立大塚病院小児科
pp.1540-1544
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001790
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はじめに
生活習慣病,慢性腎臓病(CKD)をはじめとする種々の疾患の発症が胎生期,新生児期,乳幼児期の環境に影響されることが知られている〔developmental origins of health and disease(DOHaD)学説〕。これは低出生体重児において肥満,糖尿病,脂質代謝異常,高血圧およびそれらの合併症である心血管イベントのリスクが増加するという事実に基づき,Barkerにより提唱された。
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