特集 楽しくお産・楽しく育児―身体的・精神的・社会的(Biopsychosocial)な課題からみた出産・育児支援
社会的課題
こども家庭庁創設と最近の母子保健の動向
山本 圭子
1
YAMAMOTO Keiko
1
1厚生労働省医薬局血液対策課(元こども家庭庁成育局母子保健課)
pp.1795-1800
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001208
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
令和5年4月1日,こども家庭庁が創設された。こども家庭庁は,こどもまんなか社会の実現に向けて,常にこどもの視点に立って,こども政策に強力かつ専一に取り組む独立した行政組織として,こどもと家庭の福祉の増進・保健の向上等の支援,こどもの権利利益の擁護を任務とされた。また,総理直属の機関として,一元的に企画・立案・総合調整(内閣補助事務)を担うほか,各省大臣に対する勧告権等を有するなど,強い司令塔機能をもつこととなった。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.