特集 周産期のステロイド
基礎編
出生後のステロイド代謝(日内リズムも含めて)
志村 和浩
1
,
長谷川 奉延
1
SHIMURA Kazuhiro
1
,
HASEGAWA Tomonobu
1
1慶應義塾大学医学部小児科学教室
pp.24-27
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000005
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はじめに
ステロイドホルモンは,胎児期から臓器発生にかかわり,出生後も環境の変化やストレスへの適応など非常に重要なホルモンである。ステロイドホルモンの主な産生臓器は副腎皮質,性腺,および胎盤であるが,周産期および新生児期には副腎皮質由来のステロイドホルモンがとくに重要であり,出生による副腎皮質の変化および出生後の副腎ステロイドホルモンの産生・作用・調節・評価方法について概説する。
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