特集 伝音難聴の最新の診断と治療
【疾患別 最新の治療法】
遺伝子変異を伴った先天性伝音難聴の治療
工 穣
1
Yutaka Takumi
1
1信州大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科
キーワード:
伝音難聴
,
遺伝子変異
,
先天性伝音難聴
,
NOG遺伝子バリアント関連難聴
Keyword:
伝音難聴
,
遺伝子変異
,
先天性伝音難聴
,
NOG遺伝子バリアント関連難聴
pp.108-111
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001446
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はじめに
先天的に伝音難聴をきたす疾患については,古くから症候群として診断されていたものが多く,近年になってその原因遺伝子が同定されてきている。具体的には鰓弓耳腎症候群(branchio-oto-renal syndrome:BOR症候群),Treacher Collins症候群,van der Hoeve症候群,NOG遺伝子バリアント関連難聴などが挙げられる。
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