特集 伝音難聴の最新の診断と治療
【疾患別 最新の治療法】
小児伝音難聴の治療最前線
江﨑 友子
1
Tomoko Esaki
1
1あいち小児保健医療総合センター耳鼻咽喉科
キーワード:
伝音難聴
,
小児
,
滲出性中耳炎
,
外耳道閉鎖・狭窄
,
耳小骨連鎖異常
Keyword:
伝音難聴
,
小児
,
滲出性中耳炎
,
外耳道閉鎖・狭窄
,
耳小骨連鎖異常
pp.91-94
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001442
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はじめに
新生児聴覚スクリーニング(newborn hearing screening:NHS)の普及とともに難聴の早期診断は進んだ。成人では感音・伝音・混合性難聴であるかの診断は比較的容易であるが,小児の場合は児の理解や協力が得られないことが多いため,複数の検査を組み合わせ,結果の正確性,妥当性を評価し,聴力レベルおよび原因の診断に繋げる必要がある。小児の伝音難聴には,滲出性中耳炎,外耳道閉鎖・狭窄,耳小骨連鎖異常,真珠腫性中耳炎などがあり,それぞれの特徴を考えて治療方針を決定する。
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