特集 伝音難聴の最新の診断と治療
【伝音難聴診断のための聴覚検査最前線】
伝音難聴とABR,ASSR
片岡 祐子
1
Yuko Kataoka
1
1岡山大学病院聴覚支援センター
キーワード:
伝音難聴
,
ABR
,
ASSR
Keyword:
伝音難聴
,
ABR
,
ASSR
pp.35-38
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001428
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はじめに
聴性脳幹反応(auditory brainstem response:ABR),聴性定常反応(auditory steady-state response:ASSR)は,他覚的に聴覚閾値を測定できる検査法である。特に乳幼児をはじめとした自覚的聴力検査が困難な例に対する閾値を判定するために重要であり,主流となっている。通常ABR,ASSRはヘッドホンもしくはインサートイヤホンを用いた気導聴力検査を指すが,骨導振動子を使用することで,骨導聴覚閾値を測定することも可能である。
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