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特集 多発性囊胞腎―基礎から臨床へ
各論2 PKD領域における臨床研究の進歩
RAS阻害薬と降圧管理
Blood pressure management and RAS blockade in patients with PKD
湊口 俊
1
,
林 宏樹
1
MINATOGUCHI Shun
1
,
HAYASHI Hiroki
1
1藤田医科大学医学部腎臓内科学
キーワード:
ARB
,
ACEI
,
RAS阻害薬
Keyword:
ARB
,
ACEI
,
RAS阻害薬
pp.369-373
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002369
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はじめに
常染色体顕性(優性)多発性囊胞腎(autosomal dominant polycystic kidney disease:ADPKD)では,高血圧の合併がきわめて高頻度に認められる。ADPKDにおける高血圧は腎機能低下に先行して発症することが多く,腎予後のみならず心血管系合併症のリスクとも密接に関連する重要な臨床所見である。近年,ADPKD診療において高血圧管理の重要性が改めて注目されている。こうした臨床的課題を含め,2025年にKDIGOよりADPKD診療ガイドラインが公表された1)。本稿では,ADPKDにおける高血圧の臨床疫学および病態を概説したうえで,レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAS)阻害薬を中心とした降圧管理のエビデンスと治療戦略について,最新のガイドラインおよび近年の知見を踏まえて論じる。

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