特集 その知見は臨床を変える?—エキスパートが解説! 内科における最新論文
腎臓
保存期の末期腎不全(ESKD)に対するRAS阻害薬の中止が腎不全の進行に及ぼす影響
北野 史也
1
,
緒方 聖友
1
1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
CKD
,
ESKD
,
RAS阻害薬
,
STOP-ACEi試験
,
心不全
,
高K血症
Keyword:
CKD
,
ESKD
,
RAS阻害薬
,
STOP-ACEi試験
,
心不全
,
高K血症
pp.107-111
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229377
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎保存期末期腎不全(ESKD)患者におけるRAS阻害薬の中止について,STOP-ACEi試験をもとに検討した.
◎腎不全進展抑制について中止/継続で有意差はみられず,本剤の中止は許容される場合がある.
◎本剤中止による心血管イベントの増加については不明確だが,血清K高値例での中止は検討される.
◎本剤の中止/継続は,有害事象の発生リスクに注意して総合的に判断する.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.