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特集 多発性囊胞腎―基礎から臨床へ
各論2 PKD領域における臨床研究の進歩
トルバプタン―発売から10年を迎えて
Tolvaptan in ADPKD: a decade of progress and the road ahead
真壁 志帆
1
,
星野 純一
1
MAKABE Shiho
1
,
HOSHINO Junichi
1
1東京女子医科大学腎臓内科
キーワード:
ADPKD
,
トルバプタン
,
eGFR
,
総腎容積
Keyword:
ADPKD
,
トルバプタン
,
eGFR
,
総腎容積
pp.363-368
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002368
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はじめに
長く支持療法しか存在しなかった常染色体顕性(優性)多発性囊胞腎(autosomal dominant polycystic kidney disease:ADPKD)の病態研究が進み,2014年にバソプレシンV2受容体拮抗薬であるトルバプタンが承認されたことは,ADPKD診療における非常に大きな転換点となった。腎囊胞増大および腎機能障害の進行を抑制する初の薬剤としてわが国で世界に先駆けて使用開始され,国内の使用成績評価において2025年9月までに7,593例が症例登録された。その間に第二の治療薬を目指して数々の薬剤が検討されてきたが,現在もなお唯一の存在であり続けている。

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