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特集 CKMを考える
各論
CKMと高血圧・心不全管理
Management strategies for hypertension and heart failure in patients receiving CKM
城島 昂太
1
,
田中 敦史
1
JOJIMA Kota
1
,
TANAKA Atsushi
1
1佐賀大学循環器内科
キーワード:
心腎連関
,
保存的腎臓療法
,
高血圧
,
心不全
Keyword:
心腎連関
,
保存的腎臓療法
,
高血圧
,
心不全
pp.229-234
発行日 2026年2月25日
Published Date 2026/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002329
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はじめに
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)を有する患者の特徴として,透析や移植を必要とする末期腎不全に進行するリスクよりも,経過中に死亡するリスクのほうが高いことが知られているが,心血管疾患(cardiovascular disease:CVD)の有病率がCKDの進行とともに増加することが要因として挙げられる1)。また,CVDを有する患者は高頻度にCKDを合併しており,CKDの進行とともに予後が悪化する2)。密接な関係をもつ心臓と腎臓の関係性は,心腎連関と呼ばれており,健康寿命の延伸にはCKDとCVDの両者に対する包括的な介入が必要である。高齢化が進むわが国では,保存的腎臓療法(conservative kidney management:CKM)を選択した患者に対して,どのようにCVDの管理を行っていくかが重要なトピックの1つになると考えられる。本稿では,心腎連関とCKMを念頭に置いた,高血圧と心不全管理〔利尿薬や診療ガイドラインに基づいた標準治療(guideline-directed medical therapy:GDMT)〕について概説していく。

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