Japanese
English
特集 CKD-MBDの新しい潮流
CKD-MBD治療
骨粗鬆症治療 骨吸収抑制薬(デノスマブ)
Anti-resorptive agent:Denosumab
乳原 善文
1
,
平松 里佳子
1
,
國沢 恭平
1
,
星野 純一
1
CHICHIHARA Yoshifumi
1
,
HIRAMATSU Rikako
1
,
KUNIZAWA Kyohei
1
,
HOSHINO Junich
1
1虎の門病院分院腎センター内科
キーワード:
デノスマブ
,
骨密度
,
CKD-MBD
Keyword:
デノスマブ
,
骨密度
,
CKD-MBD
pp.361-365
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000882
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はじめに
透析患者は非透析患者に比べて骨折のリスクが高いとされており,骨密度(bone mineral density:BMD)低下が1つの要因であるとされているが適切な治療薬についての情報は少ない1)。デノスマブ(denosumab)は,RANKL(receptor activator of nuclear factor κ B ligand)を標的としたヒト型モノクローナル抗体製剤の分子標的治療薬である。RANKLは破骨細胞の分化・成熟・機能および生存を制御しているとされている。RANKLとデノスマブが結合することにより,破骨細胞へのシグナル伝達が抑制され,破骨細胞の活性と骨吸収が抑制され相対的に骨形成が促進されると報告されてきた。
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