特集 透析患者の骨粗鬆症と骨折を理解する
3.骨粗鬆症の診断(2)骨密度検査はどのように利用するべきか
山本 卓
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科腎研究センター腎・膠原病内科学分野
キーワード:
骨密度
,
骨粗鬆症
,
骨折
,
身体機能
,
CKD-MBD
Keyword:
骨密度
,
骨粗鬆症
,
骨折
,
身体機能
,
CKD-MBD
pp.254-259
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003335
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透析患者の骨折リスクは一般と比較して極度に大きく,ADL,QOLそして生命予後に影響する.そのため透析患者の骨折リスクを適切に評価して,治療することが重要である.透析患者の骨折にはCKD-MBD, 骨粗鬆症,透析アミロイドーシスなど骨に直接影響する要因がある.そのなかで骨密度検査はデータが多くないものの,骨折との関連が示されている.その測定部位,頻度については一定の推奨はないが,今後の知見の蓄積により標準化されることが期待される.

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