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特集 CKD-MBDの新しい潮流
総論
CKD-MBDとは:2012年CKD-MBDガイドラインからの変更点を踏まえて
Recent concepts of CKD-MBD
深川 雅史
1
FUKAGAWA Masafumi
1
1東海大学医学部内科学系腎内分泌代謝内科学
キーワード:
CKD-MBD
,
ガイドライン
,
カルシミメティクス
Keyword:
CKD-MBD
,
ガイドライン
,
カルシミメティクス
pp.263-265
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000863
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はじめに
腎臓は,副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone:PTH)などのホルモンの標的臓器であるとともに,ビタミンDを活性化する主要な臓器として,カルシウム(Ca),リン(P)の生体バランスの維持に大きな役割を果たしている1)。腎臓が障害される慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)では,その早期から必ずこのシステムに異常が生じ,徐々に進行していく。従来これらの異常は,骨の病変として認識されており,腎性骨症ないしは腎性骨異栄養症(renal osteodystrophy:ROD)と呼ばれていた2)。
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