特集 CKD-MBDガイドラインを再考する─KDIGOガイドライン改訂を受けて
8.整形外科医からみたCKD-MBD
前田 和洋
1
,
斎藤 充
1
,
丸毛 啓史
1
1東京慈恵会医科大学整形外科
キーワード:
CKD-MBD
,
骨生検
,
骨粗鬆症治療
Keyword:
CKD-MBD
,
骨生検
,
骨粗鬆症治療
pp.233-238
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000139
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骨ミネラル代謝異常(mineral and bone disorder;MBD)は慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の患者に広く認められ,骨痛や骨折などの多岐にわたる症状や病態をもたらす.腰椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折は一般の集団において,生命予後に関連する要因であるが,CKD 患者集団においても同様である.社会の高齢化とともに,CKD の患者は増加する.以上の背景から,CKD-MBD による骨脆弱化の予防手段を構築することは重要な課題であると考える.今回,CKD-MBD に対する骨病変の評価,骨粗鬆症治療薬の選択について論ずる.
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